Teamsのチャットとチームの違いとは?特徴と機能を紹介

Teamsのチャットとチームの違いとは?特徴と機能を紹介

 

Microsoft Teamsではチャット形式でメンバーとのメッセージのやり取りができます。このチャットの機能は「チャット」および「チーム」で利用できますが、「チャット」と「チーム」のチャット機能には少し違いがあります。今回はTeamsのチャットとチームの違いについて解説します。

 

「チャット」のチャット機能・特徴

 

1.プライベートなチャット

「チャット」ではチームのメンバー以外の特定のユーザーとチャットすることができます。「チーム」のチャットでは基本的にチームに参加している全メンバーが送信したメッセージを見ることができますが、チャットでは特定のユーザー同士しか見ることはできません。

 

2.特定の1対1、またはグループで利用

「チャット」は特定のユーザーと1対1で、あるいは複数人のグループでチャットを行うことができます。

チームを作成するほどではないやりとりや、共同作業のために利用すると便利です。
1対1のチャットは折り返しの電話連絡や、言付けなどのメモ代わりに活用することもできます。
またテレワークや在宅勤務では、メンバーとのちょっとした雑談がしづらい環境であるため、雑談用のチャットスペースとして活用することも可能です。

 

3.既読確認ができる

LINEのように「チャット」には既読機能があります。チャットでメッセージを送信し、そのメッセージを他のユーザーが見ると、メッセージの右側に [既読]マークが表示されます。 デフォルトでは、この既読機能はすべてのユーザーに対して有効になっており、最大20人のメンバーとのグループチャットで表示されます。

(※機能の制限は管理者で管理できるようになっています。)

 

4.メッセージの優先度を設定できる

送信するメッセージに「重要!」や「緊急!」といった注意喚起をつけてチャットをすることができます。
[新しいメッセージの入力]欄の下にある「!」マークをクリックすると設定できます。

[重要]を選択してメッセージを投稿するとメッセージに「重要!」の表示がされ、目立つように右端に「!」マークが赤く表示されます。

ただ、緊急をクリックすると「緊急!」の表示をさせると同時にユーザーまたはグループに対して、20分間、または読み上げられるまで、2分間隔で繰り返し通知がいきますので利用には注意が必要です。

 

 

「チーム」のチャット機能・特徴

 

1.オープンなチャット

「チーム」の各チャネルでは[投稿]画面からチャットを利用することができます。基本的にはチームに参加しているメンバー全員がメッセージのやりとりを見ることができます。情報共有や連絡を一斉に行うにはとても便利です。ただ特定のメンバーに読んでもらいたいメッセージを送るときにはメンションを活用して、送信した投稿に気づいてもらいやすくする工夫が必要です。

 

2.スレッド表示できる

「チーム」のチャットでは共通の話題の投稿をまとめて表示されるようになっています。投稿に対して[返信]を行うことができるため、一連のメッセージのやり取りがツリー表示されます。「チャット」のチャット機能では[返信]機能がなく、スレッド表示はされません。一つ一つの投稿が表示されます。

「チーム」のチャットではスレッド表示ができるため、なるべく共通の話題については投稿に対して[返信]を行い、メッセージのやり取りをまとめることで、あとで見返しやすくなります。

 

3.件名や見出しを付けたメッセージを投稿できる

「チーム」のチャットは複数のチームメンバーが参加しているので、投稿内容を見やすくしたり、目立たせる機能があります。

[書式]を選択すると「件名を追加」と表示され、投稿に件名をつけることができます。件名をつけると大きな文字でタイトルが表示できるので多くの投稿がされても探しやすくなります。

 

[書式]を選択すると表示される画面で、上部にある[新しい会話]をクリックして表示される[アナウンス]を選択すると、チーム全体へのお知らせなどアナウンスとして投稿できるようになっています。

大きな見出しを付けて配色を変更したり、背景に写真を利用して目立たせることもできます。全社へのニュースやお知らせなどで活用すると便利です。

 

4.複数のチャネルに一括投稿できる

投稿したいチャネルを選択して複数のチャネルに同時に投稿を行うことができます。

[書式]を選択して表示される画面の右上に[複数のチャネルに投稿]をクリックし、[チャネルを選択]で投稿したチャネルを選択します。

もちろん投稿した内容に誤りがあった場合は一括編集することも可能です。

[その他のオプション]  その他のオプション ボタン > [編集] に移動して、投稿したコンテンツを編集できます。

 

まとめ

以上のようにTeamsのチャットとチームのチャット機能は違いがあります。
「チャット」のチャット機能については個人的でシンプルなやり取りには便利な印象です。
「チーム」のチャット機能は複数のチームメンバーと多くのコミュニケーションを行うことが前提となっているため、スレッド表示や見出しなどの探しやすさ、一括投稿といった投稿のしやすさが目立ちます。
それぞれの特徴をうまく活用して、チャットでの円滑なやりとりを行っていきましょう。

 




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